A relaxed atmosphere
shared with the dogs

「大きな公園があり散歩が楽しめる静かな都心の住宅地」
街の穏やかな陽に包まれたリビングで
ご夫妻と愛犬が穏やかに時を過ごす。

静かな午後。ここが都心とは、とても思えません。「落ち着いていいところでしょ?」と、マーケティングの世界で国際的に活躍するカナダ出身のご主人。奥様もDJの経験をもつなど、音楽界で活躍されています。お二人の家づくりは、当初少し難航しました。満たすべき条件が、いろいろあったからです。まずお二人は主に自宅で仕事をするので、それぞれに専用の仕事部屋が必要でした。また、ご主人はシャワーへのこだわりがあり、バスルームもそれぞれ用意することに。さらに、友人とパーティを楽しむライフスタイルをおもちのご夫妻にとって、広々としたLDKとゲストの宿泊に使うベッドルームは必須でした。もうひとつあります。それは、ビジネスに便利な都心でありながら、静かな環境で大きな公園が近くにあること。

「私たちは散歩が大好きなんです。1週間で70キロは歩きます」と奥様。2匹の愛犬と一緒に公園までゆっくり歩き、一休みしてまた家に戻る。そんな環境がぜひ必要でした。

「最初は土地を購入して家を建てようと思っていたのですが、条件を満たしてくれるところはありませんでした。その後、新築のマンションもいくつか見たのですが、やっぱりいいと思えるものがありません。間取りも合わないし、内装も私たちの好みでないものが多かった。その時に、中古マンションを購入してリノベーションするという方法があることを知ったんです」。いくつかの候補から選んだのが、この都心のマンションでした。建築は1969年と古いのですが、かえってそのために床や壁のコンクリートも厚く、しっかりしたつくりになっていました。外観デザインも重厚で落ち着いたもの。もちろん広さは十分です。一度大規模なリフォームも行われていて、配管や設備の状態にも不安はありませんでした。以前この部屋に住んでいた人が、ホームパーティ用に大きなカウンターのあるキッチンスペースをつくっていたので、それを生かしながら、お二人の仕事部屋など必要な部屋を確保、ご主人のこだわりのバスルームもできました。インテリアは、お二人の好みを活かしてモノトーンのシンプルな仕上げです。リビングの壁にはアクセントに天然石の素材感のあるタイルをあしらい、床もタイル張りに。メインベッドルームは手塗りの仕事の跡が残る質感豊かな壁に仕上げました。

「この場所に、私たちのスタイルに合った住まいを実現するには、この方法が最善だったと思います。出来上がりに何一つ不満はありません」とご夫妻。二匹の愛犬も、広々とした空間と楽しい散歩コースのある新居がお気に入りです。散歩の帰りに、たまたま以前の住まいに向かう道に入ると、とたんに動かなくなってしまうとか。1969年、このマンションを設計したアーキテクトの思いに、お二人のライフスタイルを重ね合わせ、新たにつくりあげた空間。日々のクリエイションをしっかりと支えています。

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