【H様邸】リノベーションで実現した2つの回遊動線の効率的な住まい

ご実家のある多摩エリアで、中古マンションを購入してリノベーションされたH様ご夫婦。
玄関を開けると現れるホテルライクな洗面台、リビングの中心にある大きなキッチン、収納を兼ねた小上がり、そして玄関からリビングまで1周できる回遊動線。自由設計のフルリノベーションならではのこだわりが随所に散りばめられた住まいを実現した、H様ご夫婦にお話を伺いました。
■物件探しからワンストップで依頼!自由設計でテイストが合うことも条件
─マイホームの購入を検討されたきっかけを教えてください。
ご主人様:もうすぐ2歳になる子どもが生まれる頃に、「家づくりがしたい」と漠然と考えるようになりました。具体的に物件を探し始めたのは1年半ほど前からです。
─中古マンションを購入してリノベーションするという選択肢をなぜ選ばれましたか。
奥様:最初は注文住宅を建てたいと思っていました。ですが、コロナ禍を経て仕事にもリモートワークが導入されたことで、土地選びの選択肢も広がり難しく感じていました。また不動産価格も上がり、決めきれずにいました。
そこでライフプランを再考し、ライフスタイルの変化と共に住まいの形を変えたいと思った時に、売却がしやすいマンション購入が良いのではないかと思い至りました。マンションでも、スケルトン解体して間取りを自由に変えられるリノベーションという選択肢があることを知りシフトチェンジしました。

─リデザインを知ったきっかけや選んでいただいた理由を教えてください。
奥様:検索エンジンやInstagramなどで検索して、中古マンションの購入からリノベーションまで一貫して依頼できる会社を探していたなかで、リデザインを見つけました。
他のリノベーション会社にも話を聞きにいきましたが、フルリノベーションといっても、ある程度基本構成ができた松竹梅のプランに、希望に合わせてオプションをつけるといった仕組みで、思い描いていたイメージとは合致しませんでした。
最終的に一から要望に合わせて作る自由設計で、過去事例のインテリアテイストがイメージしているものに合う、リデザインに決めました。
─リデザインのスタジオを最初に訪れたときの印象はいかがでしたか。
奥様:「やりたいと思っていることを全部言ってください」と言われたのが、印象的で記憶に残っています。私は家づくりについて、とてもこだわりが多く、間取りのことだけでなくテレビは壁付けにして配線を隠したい、ダイニングテーブルはキッチンに横付けしたい、収納はたっぷり設けたい等、細かな要望も思いつく限りお話しました。
ご主人様:ここでなら、私たちの希望が納得して実現できそうだと感じました。
─物件探しで気にされていた点や購入の決め手は何ですか?
奥様:私たちの理想を叶えるために、80㎡以上の広さがある物件で考えていました。フルリノベーションなので、内装の状況は問わず、建物エントランスなど共有部の状態等に配慮して、築20年ほどで探しました。
ご主人様:以前住んでいた賃貸が戸建てで、あまり光が入らず日中も暗さを感じていたので、自然光の入り方は気にしていました。この住戸は、希望していた条件と合致したこと、ルーフバルコニーが広く、光が取り入れやすそうと感じたのも後押しとなり物件購入を決めました。

■今の暮らしと家事効率を重視した回遊性のある間取り
─リノベーションにあたってテーマに掲げられていたことや気にされていたことはありましたか?
奥様 :私たちは共働きの子育て世帯ですので、日々の生活をいかに効率よく過ごせる住まいにするかというのが大事なテーマでした。そのため、家事動線を強く意識しました。
「買い物した荷物をすぐに冷蔵庫にしまうことができる」「脱衣所からウォークインクローゼットまで、洗濯物を洗ってたたんでしまうための動線を最短にする」「家事時間の中でも長く過ごすキッチンを起点に、玄関や洗面室などへの動線がよく、かつ子どもの様子を見られる」といった点を重視して設計いただきました。
それからマンションという限られた広さの中で、できるだけロスを減らすためにも、廊下は無駄だと考えていました。洗面室と廊下を兼ねたプランになったので、“無駄な空間0%”を実現できました。
ご主人様:家族が一番長く過ごすリビングは、快適に過ごせることを重視したいと考えていました。

─実際に玄関に入るとシューズインクローゼットからパントリー、キッチン、ダイニング、リビングに行き、ぐるりとまわって洗面に戻る回遊動線になっていて、さらに脱衣室からウォークインクローゼットも回遊できますね。
セカンドプランでほぼ間取りが固まったと伺っています。ファーストプランにはあった子ども部屋がセカンドプランではなくなり、寝室やダイニング、キッチンの位置など間取りが大きく変わっていますが、どのような経緯があったのでしょうか。

奥様:子どものための個室が必要になるのは小学生に入ってからなので、それまでに7、8年あります。限られたスペースのなかで、その期間部屋を持て余すのは、もったいないと感じていました。
そこで大きく間取りを変更し、「将来的には、小上がりに壁や扉をつけて寝室にして、はじめに設けた寝室は2つに分けて子ども部屋にする」という可変性のあるプランを提案いただきました。それを見て私たちは、常に無駄なく効率的にスペースを活用できるこのプランを採用することを決めました。
ご主人様:部屋を削ることで、家族がくつろぐリビングを広くとることができたのも魅力的でした。
■細かな点まで工夫を凝らし、暮らしやすさを追求
─実際に暮らし始めて、取り入れてよかったと思われている設計上の工夫はありますか?
奥様:小上がりは戸建てを建てる夢を膨らませていたときから、絶対にやりたかったことの一つでした。畳の下は全部収納になっています。手前は引き出しで、奥は蓋が上がる収納になっています。床があがる分、天井高は低くなりますが、適度なおこもり感があって、落ち着ける空間です。
子どもの遊びスペースとしておもちゃを出しっぱなしにしても気になりませんし、お客様の泊まるスペースとしても使えます。季節家電など大きなものも収納できるので、本当につくってよかったですね。
─小上がりがあることでリビングにも開放感が生まれ、ゾーニングもできますね。他にも何かありますか。
奥様:テレビを壁付けにすることや、間接照明を設けるのも絶対にやりたかったことです。実はこの物件、ダイニング部分の天井が上階の床下収納や配管の関係で下がっているのがネックでした。そこで、ダイニングを飛び越え、キッチンとリビングの横のラインをあわせて、間接照明を一本通すという提案をいただきました。

─ダイニングの天井が下がっていても、ゾーニングされているようで自然ですし、間接照明が続くことで開放感も演出されていますね。
奥様:エアコンは、本来は窓側の壁につけた方がよいと思いますが、できるだけ空間を広く見せるためにも、天井からバーチカルブラインドを取り付けたかったので、寝室への扉側に移しました。
ご主人様:エアコンのメンテナンスや交換のために、エアコン目隠しパネルが取れる仕組みになっています。間接照明の邪魔にならないよう、うまく細工してもらいました。
─ダイニング側から見ると、そんな工夫が隠されているとはまったくわかりませんね。
奥様:ほかにも小さなこだわりとして、パントリーの壁だけはマグネット仕様にしてもらいました。子どもの保育園や学校のプリントを貼って確認しやすくしています。この場所だと、リビングから見えにくい場所なので、生活感が出ないのも良い点です。パントリーの棚の一部は、設置するゴミ箱に合わせて、反対側の洗面台にせり出すような構造になっています。
ご主人様:せり出しているのは棚の内部なので、奥行の違いは見た目にはわかりません。洗面台には、ダストシュートをつけて、ゴミ箱を置かないで済むようにしてもらいました。生活感の出がちなティッシュも、化粧台に細工をして隠しています。
─ホテルやショップみたいな洗面台ですね。この位置にあると便利ですか?
奥様:玄関に洗面台があるので、子どもに帰宅時の手洗い習慣を身につけさせやすく助かっています。廊下と兼ねることで洗面台の幅を広くとれたので、身支度も2,3人同時にできますし、脱衣室のスロップシンクも第二の洗面台のように使えます。

■こだわりを反映した設計が快適度と愛着をアップ
─お二人のそれぞれのお気にいりの場所はどこですか。
ご主人様:私はやはりリビングですね。開放感があり、ソファで寛ぎながらテレビを見られるのがいいですね。書斎もとても気にいっています。ここだけ壁の色を変えて集中しやすい空間になっていますが、すりガラスが扉についているので、作業をしながらでも家族の様子がわかるのもいいですね。
奥様:私はリビングや小上がりも、もちろん好きですが、パントリーにデスクを設けたワークスペースが気に入っています。キッチンによくいるので、そこから近い場所に自分の拠点を置けるのが動線的に楽ですし、空間も有効活用できたと思います。

─実際に暮らし始めて、生活の変化はありましたか。
ご主人様:開放感があって玄関まで走り回れるので、子どもがすごく楽しそうです。戸建てと違いワンフロアなので、子供が階段から落ちる心配をすることなく、自由に遊ばせてあげられるようになりましたね。
奥様:家事の効率を重視して取り入れたキッチンの大型食洗機や、スムーズな洗濯動線などのおかげで、家事にかかる時間がだいぶ短縮されました。
それから物にアドレスを設けた収納空間の作り方も良かったです。シューズインクローゼットやウォークインクローゼット、小上がり収納といった大容量の収納があり、さらにリビングには扉つきの収納を2つ設けています。洗面所や脱衣所など、使う場所ごとに細かく収納があるので、片付けがしやすく生活感も抑えられるので気に入っています。

─最後に一言お願いします。
ご主人様:はじめに出した要望で諦めたことが、ほぼないと思います。家電や電子機器を多く使うので、コンセントの数を潤沢に設けたり、全身鏡を壁に備え付けにしたり、細かな要望も全て伝えきりました。それに対して、予算感の回答を都度いただけたので、私たちの中での優先順位も明確にできましたね。
奥様:家で過ごす時間は長いので、こだわって快適度が上がると愛着も段違いです。希望する入居期限までのスケジュールがタイトで、建材や設備の検討時間も限られていたのですが、私たちの希望のイメージを設計者さんが言語化してくれて、使うカラーを絞っていただけたので、あまり迷うことなく決めていくことができました。
日々の生活の効率性を重視した回遊性のある住まい。ナチュラルで温かみのある要素を取り入れたホテルライクなインテリアテイストの空間でもあります。お引渡し後には、お二人で選ばれたというハイセンスな家電や雑貨が置かれ、さらに上質な空間へとレベルアップしていました。

H様邸のその他の画像は、下記からご覧いただけます!
WORKS155 | マンションフルリノベで叶えた回遊動線で家事”楽”な暮らし
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