WORKS157
実例データ
- 概要:
-
マンションリノベ
- 床面積:
- 63.41㎡
- 間取り:
- 3LDK→2LDK
- 構造:
- 鉄筋コンクリート造、地上3階・地下1階建
- リノベ竣工:
- 2025年3月
- リノベ時築年数:
- 当時築48年
- 施工金額:
- 1629万円
- 設計金額:
- 上記の15%
- 物件価格:
- –
- 家族構成:
- 4人家族
- 場所:
- 東京都
壁式構造で理想の暮らしを実現したフルリノベーション
ご実家の生活動線を改善し、ご家族が快適に過ごせる住まいにしたいとリノベーションを決断されたお施主様。受け継がれたのは、間取り変更に制限が多い壁式構造のお住まいでした。
頂いたご要望は、ファミリークロークや共有のワークスペースを設け家事動線をよくすることと、お子様のプライバシーに配慮しながらも、顔を合わせて生活できる暮らしをしたいという内容でした。
家の中心となる玄関から近い場所に、大きなキッチンを配置のご提案をしました。しかし、キッチンを既存位置から大きく移動させるには、壁式構造ならではの弊害があり、床を上げる必要がありました。そこで、全体を上げるのではなく、一部だけ上げることで天井高を確保し空間全体に圧迫感が出ない様に工夫しています。デザインはミラタップのステンレキッチンを採用し、スタイリッシュながら日々の掃除のしやすいモデルを採用。正面はカウンターを造作しモールテックス(左官)にて仕上げています。背面のカップボードはセミオーダー収納のミリスタイルで、上部にコーブ照明(間接照明)を設置しこだわりのキッチン空間に仕上げました。
キッチンを抜けると、そのままの流れでリビング・ダイニングへと動線が誘導されるような計画になっており、プライバシーに配慮しつつも、家族が互いに存在を感じられるようになっています。ご友人が来られた際にも、キッチンがコミュニケーションの中心になり、自然と人が集まる空間になっています。
約67㎡と限られた空間の中で、高いプライバシー性が求められる家族の寝室は、珍しい2段ベットのスペースになっています。将来的にお子様が一人立ちされても、広い就寝スペースや収納として活用できるように計画しました。
収納空間は、お手持ちの収納棚や造作の収納を上手く組み合わせました。こちらのお宅で特徴的なの収納庫のような扉付きの箇所が無いことです。空間をフル活用できるように、扉で仕切るのではなく、様々なメーカーのアイテムや造作家具の収納を設置しています。
例えば・・・
ダイニング後ろの腰高収納はリクシルのヴィ―タスを採用。同じダイニング空間には見せるニッチ収納を大工さんに作ってもらいました。リビングでは、写真ではわかりづらいですが、ロールスクリーンの先はピアノが隠されていて、他にも収納ができるようになっています。
コンパクトな空間に工夫を積み重ね、お施主様の”こんな暮らしがしたい”を実現できたお住まいになりました。
BEFORE
AFTER

































