WORKS 117

実例データ

概要:
戸建てリノベ
床面積:
145.92㎡
間取り:
4LDK→3LDK(将来4LDK)
構造:
鉄骨造3階建ての1階、2階部分
竣工年月:
2018年3月
築年月:
1989年6月
施工金額:
2,951万円
設計金額:
上記の15%
物件価格:
家族構成:
4人家族
場所:
東京都世田谷区
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立体的な空間の繋がりで家族を身近に感じる住まい。

築30年の鉄骨3階建てで造られたお住まい。ご両親から受け継いだ住まいの建替えを検討されていましたが、建築基準法が変わったことで建て替えの場合は建物面積が小さくなることがわかりリノベーションを決意されました。3階部分はもともと賃貸用にできていて、今回のリノベーションで対象になったのが、旦那様が独立するまで住んでいた場所の1階と2階フロア。ご要望をお伺いすると、ゲストルームを含む4LDKで必要所用室の変更はありませんでしたが、下のお子様用のお部屋は、今わまだ仕切らず将来的に4LDKにできる可変性を持たせました。以前の間取りの課題点は、吹抜けなどの立体的な空間の遊びや家族の繋がりを感じづらい空間構成になっていたことです。また、各室の面積配分もお施主様の暮らしに沿わない状態でした。

そこで、駐車場の一部をゲストルームとして計画。そうすることで、2階の必要面積が減り、LDKに吹抜けを設け空間に拡がりを持たせました。また、LDKに隣接してゲストルームを設けることで、普段はLDKの一部として、来客時は3段引き戸で仕切り個室にもなるフレキシブルな造りで仕上げています。2階では、まだ幼いお子様のため個室ではなくオープンな造りにしたプレイルームは、吹抜け・廊下と一体となっており、家族の気配を感じながら、のびのびと遊べる空間に仕上げました。機能面では、玄関脇にSICと手洗い洗面を配置。コート掛けやお子様の外遊び用玩具も収納できる広さを設けています。洗面室においては、家族の使いたい時間帯が重なることが多いため、ゆったりとした広さを確保し、朝の身支度や幼いお子様との入浴もスムーズに行えるように計画しています。また、動線では廊下側と主寝室の両方からアプローチでき、WICを近くに配置することで快適さを高めました。

断面計画にこだわり、お施主様の気になるポイントを計画に反映することで、常に家族を身近に感じられる住まいになりました。

BEFORE

AFTER

BEFORE
AFTER