WORKS136

鉄骨造戸建の二世帯住宅リノベーション

ご両親との同居を視野に、ご実家の鉄骨造戸建て住宅を完全分離型の２世帯住宅へリノベーションを決断されたお施主様。トイレと4部屋があった２F部分に、水廻り一式を新設し１LDKの住空間になっています。

リノベーションする際にいただいたご要望は、お施主様が海外生活を送っておられたことから、ブルックリンテイストな雰囲気と、ユニットバスではなく開放的で猫足浴槽のバスルームでした。そこで、鉄骨造の構造を活かし、天井の波板やブレース梁を見せるデザインにしているかたわら、最上階なので、断熱には遮熱断熱に効果がある塗料を施し、住空間としても快適に暮らせるように計画しています。

また、ブルックリンスタイルを印象付けるブリックタイルや鉄や古木などのマテリアルを採用。全体的にグレーのカラーを使っていることもあり、暗い印象の中に目につくバスルームは、全面ガラス張り大理石調タイルに、お施主様が最初から希望された猫足バスタブを採用しています。

間取り面では、バスルームの隣にトイレ→洗濯室→ウォークインクローゼット→寝室と回遊できる動線を描き、廊下が無く空間をフル活用できる機能的な空間に。物件が持つ特性を活かしながら、お施主様のイメージをくみ上げ、カフェのような落ち着いた雰囲気に仕上がりました。