WORKS139

暮らし方を更新！２世帯住宅の戸建てリノベーション

お祖父様とご両親が住まれていた二世帯住宅に、お祖父様の使っていたフロアを若夫婦が入れ替わり引継ぎ、今の暮らし方に合わせた住まいにするためリノベーションを決断されました。
元のお住まいは、敷地形状に沿うように建てられいる為、建物は一部変形した形をしています。また各居室は小さく区切られていました。

今回のリノベーションでいただいたご要望は、大きく３つ。
１つ目は、広々としたLDK空間と家事効率の良い動線計画。
２つ目は、共有スペースの玄関やお風呂場で各世帯が各々で物の管理がしやすい収納計画。
最後に、料理教室の先生をされている奥様が自宅でワークショップを開催できる広いキッチン空間でした。

上記のご要望を実現するため、地階と1階を今の暮らしに合わせ間取りを再構築しています。
例えば、変形形状で家具の配置が難しくなりやすい場所に居室を設け、収納空間を適切にまとめて配置することで、居室は最低限の収納空間にでき、シンプルで使いやすい空間に仕上げました。

また同じフロアに、広く開放的なLDKを配置し、キッチンは、印象的なデザインとコストバランスを考え、比較的低コストの壁付けキッチンとダイニングテーブルを一続きにすることで予算を押さえながらもオリジナリティの高いキッチンになっています。
家事動線では、キッチンに隣接して、パントリーとランドリー・洗面部屋を設置することにより、導線を集約。水廻りが分かれていても、効率よく家事をこなせる空間になっています。他にもインテリアの面で、ドライフラワーを飾りたいとのことから、物干しと兼用して利用することをご提案しました。

二世帯共有部分の玄関は、複数名の来客時でもおもてなしがしやすいように手洗いとクロークを設けた広い空間に。奥には、家族の収納スペースと共有浴室•脱衣スペースを設け、プライベートとオフィシャルで区画しました。

完成後の暮らしイメージを、細かくお施主様とシミュレーションをしながら、両世帯が快適に住まえる家が完成しました。
（補足　親世帯の2階フロアは今回のリノベーションには含まれておりません。）