WORKS150

都心部で叶えたホテルライクな戸建てフルリノベ

お住まいが手狭になったことから、100㎡を超える広々としたマンション住戸を探されていましたが、希望エリアで理想的な物件が見つからず、自分のお城(自分好み)を作りたいということもありご自宅の戸建てのフルリノベーションを決断されました。

初回の打ち合わせ時から、御施主様のご要望は、内観だけでなく外観も大きく変えていきたいご意向で、デザイン面は最初から一貫してガルバリウムやレッドシダーを用いた武骨で重厚なデザインイメージと、機能性とデザイン性を両立させたホテルライクな空間イメージをお持ちでした。

そこで、タイルが印象的な在来浴室空間の大窓に、外からの視線を遮るためレッドシダーで仕上げた高い塀を新設(※１)し、ガルバリウムとの素材感の違いが印象的な外観になっています。

内部では、「非日常空間に暮らす」をコンセプトに、造作家具を多く採用し機能的なホテルライク空間になるようにデザインは統一しながら、各フロアごとに採用するマテリアルや照明計画を変化させることで、各所で面白みをだしています。

寝室とバスルームを配置した1階は、温かみのあるフローリングにダウンライトとライン照明で、落ち着きのある空間に。バスルームには、家事動線がよくなるようにランドリールームとウォークインクローゼットを隣接させています。

2階は、高級感あるフロアタイルにスポットライトとペンダントライトが印象的なLDK。キッチンはオーダーのアイランド型でサイドにカップボードを設けることで、背面のアクセントウォールが際立つデザインに。

ジムスペースやワークスペースを設けた３階は、トレーニングがしやすいように、床は塩化ビニール系のタイルを採用し、大判の鏡を設置したことによりより広く開放的な空間になっています。

また、ご提案した内観デザインを気に入って頂けたこともあり、住空間だけでなく、設計段階で購入予定の家具・家電空調機器の配置・ウインド－トリートメント(※２)まで相談ご提案させて頂いたことで、より生活感のないホテルライクな空間を実現しました。

※１：塀は0平米の増築扱いとなるため確認申請が必要となります。

※２：窓回りを装飾的に演出すること。カーテンやブラインドなどの製品の総称。